水沢もみじ谷の紅葉。(2021.12月初旬)

子供の頃は、遠足とかで何度も足を運んだことのある「宮妻峡」。

 

その宮妻峡の入り口の所に、この「水沢もみじ谷」はあります。

 

三重県の紅葉名所の一つとして知られているそうですが、最近までそのことを知りませんでした。

 

一度行って行ってみたいと思っていたのですが、駐車場が少ないと言うことで、今日は早起きして8時半には到着するように家を出ました。

 

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水沢もみじ谷とは?

 

百人一首にも読まれたというもみじ谷です。

 

 

約300株のイロハモミジアカシデなどが、もみじ谷に赤色に染めてくれます。

 

 

「もみじ谷」には、住所表記がないらしくて、「宮妻荘(四日市市水沢町237)」を目的地にするといいそうです。

 

 

駐車場は、20台程度と書かれていましたが、この日は延長してもっとたくさんの車が置けるようになっていました。

 

 

誘導の方も見えたので、車の出入りもスムーズでした。

 

 

四日市の観光センターには、案内のチラシがあるのでそれを頼りに行かれてもいいかと思います。

 

 

「水沢もみじ谷」を詠んだ、百人一首の句とは?

 

 

猿丸大夫(さるまるだゆう)

 

奥山に 紅葉(もみぢ)踏み分け 鳴く鹿の

声聞く時ぞ 秋はかなしき

 

 

<歌の意味>

人里離れた奥山で、散り敷かれた紅葉を踏み分けて鳴いている鹿の声を聞くときこそ、いよいよ秋は悲しいものと感じられる。

 

 

小倉百人一首の5番目の歌です。

 

 

秋には雄鹿は雌鹿を求めて求めて泣くと言われていて、そこに遠く離れた妻や恋人を恋したう心情を重ねることが多かったそうです。

 

 

何度も聞いたことのある歌ですが、まさかこの「水沢もみじ谷」を歌った歌とは知りませんでした。

 

 

猿丸大夫(さるまるだゆう)さんは、八世紀から九世紀ごろの人物らしいので、本当に昔からここのもみじは愛されてきたのですね。

 

水沢もみじ谷から帰る途中に見つけた景色。

 

 

駐車場の係の人に貰った地図を見ながら(宮妻口のバス停から紅葉谷に上る道は狭いので左折をお願いしているようです。)下っていくと、茶畑が広がる場所に出ます。

 

 

そこにも紅葉したもみじの木が並んでいて、とてもキレイでした。

 

 

そこから見る、茶畑や四日市の町の眺めも良かったです。