国府宮「はだか祭り」:裸男の戦いとなおいぎれにかけた想いとは?

2017年2月9日(木)に稲沢市の国府宮で「はだか祭」が行われました。

 

前々から見に行こうと思いつつ、なかなか日程が合わなかったのですが、今回は頑張って予定を合わせて見てきました。

 

途中、みぞれも降る中、寒さに負けじとふんどし姿で練り歩く「裸男たち」に、想いの強さを感じた一瞬でした。


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「はだか祭」の歴史

 

「はだか祭」は、正式には「儺追神事(なおいしんじ)」と言います。

 

今からおよそ1250年前、奈良時代(767年)に、称徳天皇の勅命によって全国の国分寺で悪疫退散の祈祷が行われたそうです。その時、尾張大國霊神社においても祈祷をしたことに始まったと伝えられています。

 

現在のようなはだか祭の形態になったのは江戸時代末期のことだそうです。

 

「はだか祭」とは?

祭りは、毎年旧暦正月の13日に行われています。42歳と25歳の厄年の男の人を中心に、サラシの褌に白タビ姿と言う、8千人もの裸男が国府宮神社に集まってきます。

 

寒さを吹き飛ばす「ワッショイ」の掛け声と熱気がすごいです。裸になれない人たちは、「なおい布」に氏名、年齢、願いを書いて参加することが出来ます。

 

その「なおい笹」を裸男たちは担ぎ、大勢で群れをなし威勢よく境内へ駆け込み、みんなの願いと共に奉納していきます。この間、2時間近く、ひっきりなしに裸男たちの集団が現れます。

 

 

そのなおい笹奉納が終わると、手桶隊の登場です。

 

手桶隊が裸男達めがけて水をかけ始めて暫くすると、参道の一角に全裸の神男が、警護の者に守られて裸男の群れの中に紛れ込み、メインイベントの始まりです。

 

神男に触れると厄を落とせるので、数えきれない裸男が神男に殺到します。凄まじい揉み合いです。テレビで放送されるのは、この場面ですね。

 

この神男が登場してから、儺追殿入るまでのおよそ60分間がこの奇祭の最大の見どころになります。

 

「なおいぎれ」とは?

「なおいぎれ(儺追布)」とは、厄除けのお守りです。境内で1枚100円で売られています。

 

はだか祭りの主役である神男が、厄を引受け祈祷してから裂いたもので、目立つ所に付けたり,持っていたりすると1年間の難を逃れられるそうです。

 

さらに「はだか祭」に参加している裸男が持っている「なおいぎれ(儺追布)」を、裸男に裂いてもらうと厄落としが出来るのと言います。

 

その「なおいぎれ」を貰おうと、参拝者が裸男に殺到します。sakuraも4人の裸男から「なおいぎれ」を分けてもらいました。きっと今年はいい年になるはずです。

 

 

神男に負けない、はだか男の戦いとは?

 

誰もいない1kmに及ぶ参道には、一般の人は入ることが出来ません。この広い場所が裸男たちでひしめき合うのです。

 

出番を待ちながら列を作って並んでいるところは、余計寒さがひしひしと伝わってきます。

 

 

そして、ジワリジワリと国府宮神社に近づき、掛け声と共に一気に門を走り抜けます。

 

 

 

町名の旗と共に、雄たけびをあげる裸男たち・・・何かロマンを感じますよね。

 

 

 

 

町の誇り、家族への愛、いろんな物を背負って長い距離を練り歩き、走り抜けていきます。見ているだけでも心洗われる気がします。

 

 

実際に祭りに参加している裸男たちは、きっと今日を境に人生が変わってしまうのではないかとさえ、思えてきます。

 

 

市長さんも応援に駆けつけてました。

 

 

神男登場までは、待つことは出来ませんでしたが、テレビでその様子を見ることが出来ました。ものすごい迫力と熱気を感じました。

 

来年は是非、今年貰った「なおいぎれ」の奉納も兼ねて、お祭りの最後まで楽しみたいと思いました。


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